第22回演奏会  2001.5.17  練馬文化センター大ホール

モーツァルト 「ヴェスペレ」 KV.339
プッチーニ  「グロリア・ミサ」


第22回チラシ   指揮     松井雅司
  ソリスト   (S) 横山美奈 (A) 林美智子 (T)藤川泰彰
         (Br)松井康司 (Bs)笹倉直也
  オーケストラ シュテルネ・カンマーオーケストラ
  合唱     城北オラトリオ合唱団




 新たな世紀を迎えた城北オラトリオ合唱団が今回の演奏会で取り組むのは以下の2曲です。

 モーツァルトの《ヴェスペレKV339》はザルツブルクで書かれた最後の宗教曲です。テキストは旧約聖書の「詩篇」などから引用されており、神の偉業を称えた内容となっています。調性もテンポも全く違う6曲ですが、いずれもモーツァルトらしさが満載で、本人も作品にかなり自信を持っていたことが書簡に残されています。

 プッチー二の《グ□リア・ミサ》はルッカ音楽院の卒業作品として書かれましたが、初演後作曲者本人が演奏を禁じてしまい、1951年に音楽院の倉庫から発見されて初めて日の目を見ることになりました。ヴェルディの《アイーダ》に影響を受けたため要所にオペラ的表現が盛り込まれており、後の《マノン・レスコー》などに部分的に転用されるなど、彼の作品の原点ということができるでしょう。

 今回もさらなる高水準の音楽を目指し、メンバー一同努力してまいりました。皆様のご来場を心よりお待ちしております。




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